車のハンドルを切る時多めに切ったあと、少しずつ戻しながらコーナリング
すればスムースにゆとり持って操縦できます。逆に少しずつ切って曲がろう
とするとハンドル操作が遅れ気味になり車輪の軌跡が膨らみ、コーナリングが
上手くいかなくなるでしょう。
人間の組織を動かすときも同じようなことが言えるのではないでしょうか。
組織の方向を変えようとするとき、大勢の賛同を得ながら徐々にハンドルを
切っていくと方法と先ず多少強引にハンドルを切って、その後反応を見て徐々
にハンドルを戻していく方法とがあるのではないでしょうか。
組織が大きくなればなるほどその方向を変えるのに時間がかかります。方向を
変えきれないうちに新たな問題が発生し、違った方向にハンドルを切らなけれ
ばならなくなることはよく経験することです。その軌跡を後で見れば川の流れ
のように蛇行して見えるでしょう。
大きな組織をタイミングよく正しく操縦することは大変難しいものですが、リ
ーダーの操縦技量が高ければ蛇行の度合いも少なく、無駄のない軌跡を描くで
しょう。さてグスはどのような操縦をしようとしているのでしょうか。
グスの操縦技量が高いかどうかの評価は、この複雑な国家が抱えた問題をあま
り大きく蛇行せず、タイミングよく安定させていけるかどうかにかかっている
かと思われます。
オランクチールもある数百人の会社の再建を任されたことがありますが、
意識的に大きめにハンドルを切っては戻しつつ、何とか短期間に軌道にのせら
れたことがあります。異論がある中で大きくハンドルを切るときの孤独と
プレシャーは結構しんどいものがありました。ましてこの国の最高責任者の
苦労は小生の想像の遠く及ばぬところです。 頑張れグスドール!